新卒でブラック企業に入社してしまうと悲惨です。

大切な新卒切符をブラック企業の入社に使ってしまうというものは、人生における大きな選択ミスになります。

今回は、新卒で新卒でブラック企業に入社しないために調べるべきこと、ブラック企業の見分け方についてお話しします。

新卒でブラック企業に入社しないために調べるべきこと

  • 口コミサイトをしっかりチェックする
  • 離職率を調べる

 

ブラック企業を見分けるには、「口コミサイトのチェック」「離職率の調査」が必要となります。

口コミサイトをしっかりチェックする

新卒での就活をするとき、まず企業研究をしますよね。

会社四季報や就職四季報などで、いろいろな会社の情報を調べるでしょう。

しかしその会社が本当にどのような実態なのかは、実際に会社で働いている人の生の声を聴いてみなければわかりません。

覚えておいてほしいことは、

「ブラック企業は嘘をつく」

ということです。

ブラック企業は嘘をつく

ブラック企業は、就活セミナーや説明会などで学生に本当のことを話しません。

当たり前ですよね。

「うちの会社はブラック企業です。給料は安いですし、みなし残業もたくさんあります。ノルマも過酷ですし、パワハラもあります。ぜひ入社してください。」

と説明すると、誰も入社してくれませんからね。

就活セミナーや説明会で話される、聞こえのいい言葉に騙されないでください。

実際にその会社で働いている生の声を聴くことが、ブラック企業かどうかを見分ける最良の方法となります。

では、どのようにして生の声を聴けばいいのでしょうか。

OBやOGの話はあてにならない

就活といえば、OB訪問やOG訪問をしますよね。

実際に会社で働いている生の声を聴けそうです。

しかしこれには大きな落とし穴があります。

今ブラック企業で働いているOBやOGは、本当の会社の実態を話してくれません。

もちろん個人的に仲のいい先輩なら、本当の実態を教えてくれるでしょう。

しかし個人的なつながりのないOB・OGの体験談は、完全に信用しないでください。

ブラック企業の中には、OBやOGという立場を利用して新入社員を獲得してくるように指令を出しているところもあります。

OB・OGに勧誘させているのですね。

「多少の残業はあるけど、他社と同じくらいだよ」

「頑張れば給料もたくさんもらえるよ」

などというブラック企業のプロパガンダをするOBやOGに気を付けてくださいね。

口コミサイトの情報を調べる

ではどうすればいいのかというと、ネットで会社の口コミ情報を調べましょう。

ネットの口コミサイトでは、いろいろな会社の生の声を聴くことができます。

「みん就(みんなの就職活動日記)」や「就活会議」といった、新卒生向けの就活サイトは皆さん利用しているでしょう。

確かにこれらのサイトも役に立ちます。

しかし実際に働いている社員の生の声を聴くには、転職者向けの口コミサイトも利用することをおすすめします。

例えば、

「カイシャの評判」
「転職会議」
「VORKERS」
「キャリコネ」
「転職@2ch掲示板」

などですね。

これらの転職者向け口コミサイトでは、「給料」「残業」「会社の雰囲気」など、実際の体験談・生の声がよくレビューされています。

例えば、

「給料が安い」
「休みが少ない」
「休日出勤当たり前」
「残業が多い」
「残業代が出ない」
「ノルマが厳しい」
「上司のパワハラが激しい」

など、これらの口コミ・レビューがあると要注意です。

ブラック企業である可能性が高いです。

このように、ホワイト企業かブラック企業かを見分けるために、転職者向け口コミサイトは非常に役立ちます。

ぜひこれらを見て、社員の生の声を確認してください。

離職率を調べる

3年以内離職率30%が目安

ブラック企業といえば、離職率が高い企業であるとも言えますね。

現在、新卒3年以内の離職率は約30%となっています。

ということは、この30%を超える離職率の会社は、ブラック企業である可能性が高くなるということですね。

もちろん離職率が高いからといって、ブラック企業であるとは限りません。

しかし離職率はブラック企業を見分ける一つの目安になりますので、絶対に確認しておきましょう。

離職率の調べ方

離職率は、「就職四季報」で調べることができます。

就職四季報には、

「就職四季報 総合版」
「就職四季報 優良・中堅企業版」
「就職四季報 女子版」

の3種類がありますね。

これらをきちんとチェックしておくことが、ブラック企業を見分けるためには必要となります。

離職率の目安である30%を超える企業は、何らかの問題を抱えている可能性があるので、注意する必要がありますね。

ただ、新卒の新入社員が少ない企業では、この離職率が高く表示されてしまうことがあります。

例えば、2人しか新入社員がいない会社で、そのうちの1人が辞めてしまうと、離職率は50%です。

このような場合は、一概にブラック企業とは限りませんので、入社人数・離職人数についてもきちんと確認しておきましょう。

NA(No Answer)の企業には注意が必要

就職四季報で離職率を調べていると、「NA」という文字が書かれていることがあります。

これは「No Answer」の略で、企業が回答を拒否したことを表しています。

このような、NA(No Answer)の企業には注意が必要です。

回答を拒否するということは、何らかの不都合を隠している可能性が高いです。

もし何の不都合もなければ、きちんと離職率について回答すればいいわけですからね。

離職率の欄に、「NA(No Answer)」と掲載されている企業は、ブラック企業の可能性が高いです。

もちろんすべての企業がブラック企業というわけではありませんが、注意しておく必要がありますね。

新卒切符は大事です。

これから就活をする大学生の方はあまり実感していないかもしれませんが、新卒で入社をするという新卒切符はとても大事です。

この新卒切符は、二度と戻ってきません。

新卒でブラック企業に入社してしまうと、いつかは退職・転職することになってしまうでしょう。

ぜひこの新卒切符を無駄にしないでください。

しっかりと口コミと離職率を調べて、ブラック企業かホワイト企業かを見分けてくださいね。

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