高校や大学を卒業・中退してフリーターをしていると、親からの「早く就職しろ」というプレッシャーがうるさい時がありますよね。
「フリーターとして稼いでいるんだからいいじゃん」
という気持ちと、
「確かに正社員として就職しないといけないというのはわかっている」
という気持ちの両方が自分にもあるのは確かなところです。
そんな20代でフリーターが、早く就職しろと親がうるさい時にどう対処すればいいのかを見ていきましょう。
早く就職しろと親がうるさい時の対処法
- 無視する
- 就職活動をする
- 実家を出て一人暮らしをする
- 職業訓練(求職者支援訓練)を受ける
- 結婚する
無視する
「早く就職しろ」と親がうるさくても、それを無視してしまうという方法がありますね。
まあ一番簡単な方法ですが、根本的な解決策にはなりません。
例えば、フリーターとして月に20万円程度の収入があるとします。
あなたが20代前半ならば、同世代の正社員として働いている友達ともあまり収入の差がありませんよね。
そうすると、そこに正社員として就職をして働くというメリットがなかなか見いだせないのも事実です。
しかしいつまでもフリーターとして働くのは、自分としても将来の不安を感じるのも確かなところですよね。
これをきっかけにしてみてはどうですか?
正社員になるために就職活動するのは、何かきっかけが必要です。
「親が就職しろとうるさい」ということを、一つのきっかけとして就職活動をしてみることも考えてもいいのかもしれません。
よくピンチはチャンスといいますが、うるさい親のプレッシャーをチャンスに変えてみてはいかがでしょう。
就職活動をする
ではこれをきっかけにして就職活動をするとして、どのようなことをすればいいのでしょうか。
ちょっと漠然として、何をしたらいいのかわからないですよね。
ハローワークに行く
就職と言えばハローワークがまず一番に思いつきます。
しかしハローワークで就職活動をすることは、実はあまりおすすめできません。
なぜかというと、ハローワークの求人募集の中にはたくさんのブラック企業が混ざってしまっているからです。
正社員になるのはいいけれど、ブラック企業の正社員になるのはお断りですよね。
地獄のようなブラック企業だけは避けたいです。
ブラック企業では、朝8時から夜の10時ぐらいまで働かされて、給料が20万円以下ということもざらにあります。
これならフリーターとして働いているほうがましですよね。
ではハローワーク以外で、どのようにして就職活動をすればいいのでしょうか。
転職サイトを利用する
インターネットで「転職サイト」と検索してみると、たくさんヒットします。
この転職サイトの中には、20代のフリーターの就職に力を入れているところもあります。
この20代のフリーターの就職に力を入れている転職サイトを利用することが、皆さんにとって一番いい就職活動の方法となるでしょう。
具体的には、
- 「リクナビダイレクト」
- 「ウズキャリ既卒」
- 「ハタラクティブ」
- 「いい就職.com」
などの転職サイトを利用することをおすすめします。
これらのサイトでは、「既卒者」「第二新卒者」といった人たちの就職に役立つ就職情報がたくさん掲載されています。
まずは登録をして、どのような企業が求人募集をしているのかを見てみましょう。
ちなみに、
既卒者とは、高校や大学を卒業してから一度も就職をしていない人たちのことを指します。
フリーターは、いわゆる「既卒者」と呼ばれているということです。
第二新卒者とは、高校や大学を卒業していったん就職したけれど、3年以内程度に辞めてもう一度就活をしている人たちのことを指します。
彼らは年齢的にも20代の前半から中盤なので、皆さんたちと同じ年代になりますね。
フリーター(既卒者)でも、正社員として就職することは十分に可能です。
実際に既卒のフリーターやニートから正社員に就職している方もたくさんいます。
20代ならまだまだ挽回は可能なので、できるだけ早くフリーターから正社員の就活をしたほうが有利になりますよ。
実家を出て一人暮らしをする
どうしても就職活動をしたくないときは、実家を出て一人暮らしをするという方法もあります。
しかし一人暮らしに必要なのは、お金ですよね。
フリーターとして働いていてある程度の収入があれば一人暮らしすることも可能ですが、なかなか厳しいのが実際のところです。
実家で生活をして、その間にお金を貯めておくということも必要になってきますね。
職業訓練(求職者支援訓練)を受ける
就職活動をする前に、何らかのスキルや資格を取得しておきたいという方もいるでしょう。
そんな方は、職業訓練を受けてみるという方法もあります。
一般によく言う「職業訓練」は、雇用保険に加入している人たちが受けることができます。
もしフリーターとして雇用保険に加入しているのなら、職業訓練を受けることができますので、利用してみてはいかがでしょうか。
雇用保険に加入していない場合は、求職者支援訓練というまた別の制度を利用することができます。
これも国の制度なので、無料でいろいろなスキルや資格取得の勉強ができるので、ぜひ利用したいです。
「求職者支援訓練」の対象者は、
- ハローワークへの求職申請者
- 雇用保険被保険者・受給者でない者
- 労働の意志や能力がある者
- 職業訓練の支援を行う必要があるとハローワーク所長が認める者
となっているので、受講するにはまずハローワークで求職の申請をする必要があります。
- プログラマー
- 経理
- 営業
- 販売
- 事務
- 介護
- 建設
- デザイン
- 美容
など、いろいろなスキル・資格を無料で学ぶことができるので非常にお得な制度です。
「正社員として就職したいけど、まだちょっと・・・」という方は、求職者支援訓練の利用も一つの方法になりますね。
結婚する
女性の方なら、結婚をしてしまうという方法もありますね。
収入のある方と結婚したならば、共働きをせずに専業主婦になるという方法もあります。
一番の問題点は、相手ですよね。
専業主婦になるためには、相手にある程度の収入が必要です。
まあ、結婚した後に子供ができるまでそのままフリーターとしてアルバイトで稼ぐというのも一つの方法です。
結婚をして実家を出れば、親の「早く就職しろ」というプレッシャーからは逃れられます。
ただそのプレッシャーから逃れるために結婚するというのは、ちょっと違う気もしますが・・・。
あと当然ながら、男性にはちょっと厳しい方法ですね。
結婚した後もフリーターとして働くのは、将来のリスクが大きいです。
結婚をするなら、やはり正社員として働くほうが福利厚生の面でもお得感がありますからね。
30代で職歴なしのフリーターは正社員での就職が厳しくなる
20代なら職歴なしのフリーターでも、その気になれば正社員として就職することは可能でしょう。
しかし30代で職歴なしのフリーターから正社員になろうとしても、なかなか難しいのが現実です。
理想では、25歳くらいまでに正社員になっておいたほうがいいです。
20代後半と20代中盤でも、正社員としての就職のしやすさは変わってきます。
20代でもより若い年代のほうが、正社員として就職しやすいです。
この20代というのは、実は正社員として就職するには非常に大事な時期なのですね。
将来を考えるなら、やはりできるだけ早く正社員として就職することをおすすめします。
先に述べた、
- 「リクナビダイレクト」
- 「ウズキャリ既卒」
- 「ハタラクティブ」
- 「いい就職.com」
といった転職サイト・就活サイトを利用すれば、正社員として就職することは十分に可能です。
もし自分自身に「いつかは正社員として就職しなければならない」という気持ちがあるのなら、親のプレッシャーをいい機会にしてみてはいかがでしょうか。
なにかきっかけがないと、新しいことを始めようとはなかなか思えないですからね。
まずはこれらの転職サイトに登録することから始めてください。
スマホで簡単に登録できるので、やる気になればたった5分で就活を始めることができます。
ぜひ、今この時を将来を変えるきっかけにしてくださいね。