適職診断テストの一つとして、「ジョブリシャス診断」というものがあります。

これは転職サイト大手の「マイナビ転職」が実施している適職診断テストですね。

このジョブリシャス診断は、転職活動をするときに役立つものなのでしょうか。

実際に試してみて、当たるのかや役立つのかについて調べてみました。

ジョブリシャス診断とは

ディグラム診断をアレンジしたもの

ジョブリシャス診断は、

「簡単な20の質問に答えるだけで、27のジョブタイプ別にあなたの適職がディグ(探)れます!」

という適職診断となっています。

ディグれるの意味が分からなかったのですが、探るということだったのですね。

適職診断テストというよりは、性格診断テストといったいいのかもしれません。

このジョブリシャス診断は、ディグラム・ラボ代表の木原誠太郎さんが開発した診断プログラム「ディグラム診断」とコラボしたものになっています。

マイナビ転職のサイトにあるジョブリシャス診断と、木原さんのサイトにあるディグラム診断を両方試してみましたが、基本的には同じものですね。

ジョブリシャス診断は、ディグラム診断をちょっと仕事風にアレンジしているだけで、基本的には同じものと考えていいでしょう。

ジョブリシャス診断を試してみました

実際に、私自身がジョブリシャス診断を試してみました。

まあ20個の質問に答えるだけなので、サクサクと1分程度で回答を終えることができる簡単なものです。

結果は、「ちょっぴりネガティブ!?優しく頼れる意外な優良物件」だそうです。


 
基本的な仕事性格は、

「ネガティブなタイプだと思われやすいものの、実際にはとても心優しく穏やかで、何事に対しても生真面目にコツコツと打ち込む優等生。粘り強さもあり、組織内では「縁の下の力持ち」という位置付けになることが多いでしょう。

しかし、その働きぶりが評価され、責任の重いポストに抜擢(ばってき)されると、そのプレッシャーや役割の煩雑さから大きなストレスとなってしまい、本来の持ち味が発揮できない事態になることも。

あなたのホームグラウンドは、やはり「縁の下」。スポットライトを浴びるようなポストへの起用は固辞し、自分の持ち味を生かせる場所で働くようにすると良いでしょう。」

だそうです。

うーん、薄い(笑)。誰にでも当てはまりそうな答えです。

適職診断テストというよりは、簡単な性格診断ですね。

ジョブリシャス診断は、「はい」「いいえ」「どちらでもない」の3択から答えを選択していきます。

質問に答えながら「なんとなくネガティブな結果が出そうな気がする」と思っていたら、案の定ネガティブな診断結果が出ました(笑)。

まあ当たっているといえば当たっていますし、当たっていないといえば当たっていません。

なんとなく即断できないような質問が多かったんですよね。

結構多めに「どちらでもない」を選んでしまいました。

人間の性格は二面性があるので、即断できなかったものが多かったということです。

ディグラム診断と基本的には同じです

ちなみにジョブリシャス診断のもとになっているディグラム診断も試してみましたが、同じ「FCボトム型」という診断結果が出ました。


 
性格は、「ストレスで弱ってます。まじめすぎて行動できない堅物人間」だそうです。

情け容赦のないコメントですね。

ジョブリシャス診断のほうが、オブラートに包んで優しく説明してくれています(笑)。

ちなみにすべての質問を「とちらでもない」で答えると、ジョブリシャス診断・ディグラム診断とも同じ結果が出ました。

両者は基本的に同じものということですね。

ジョブリシャス診断は転職に役に立つ?

性格診断の参考程度に

ジョブリシャス診断は、転職をするときに適職を探すためのテストとして役に立つものなのでしょうか。

うーん、答えは「あまり役に立たない」と言わざるを得ないでしょう。

まあ、自分の性格を知る一つの手がかりという面ではいいのかもしれません。

ただ、転職活動に直接役に立つというものではないので、性格を知る参考程度に考えておきましょう。

転職活動では強みを知ることが大事

転職活動では、自分の強みを知ることが大事になってきます。

面接でよく「あなたの強みは何ですか?」といった質問をされますよね。

また自己アピールをするためには、自分の強みを知っておく必要があります。

今回は、自分の強みを知るための適職診断テストを2つご紹介しておきます。

ストレングスファインダー

ストレングスファインダーは、米国ギャラップ社の開発した、自分の強みを知ることのできる自己分析診断テストです。

177個の質問に答えることで、34個の強みの中から自分の強み5つを知ることができる診断テストです。

非常によく自分の強みがわかる診断テストとして人気がありますね。

ストレングスファインダーは、

「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」
「ストレングス・リーダーシップ-さあ、リーダーの才能に目覚めよう-」

という本を購入すると、アクセスコードが付属しているので、ネット経由で強み診断を利用することができます。

また、ギャラップ社のサイトで直接アクセスコードを購入することでも利用できます。

ただ無料で利用することはできず、約2000円ほどの費用が必要です。

2000円を支払う価値のある強み診断なので、興味のあるかはぜひお試しください。

もし無料で強み診断をしてみたいという方には、グッドポイント診断をおすすめします。

グッドポイント診断

グッドポイント診断は、リクルートグループのリクナビNEXTが提供している強み診断ツールです。

18種類の強みの中から、自分自身の強みを5つ診断することができます。

34個の強みの中から診断できるストレングスファインダーに比べるとちょっと少ないですが、診断に30分程度の時間がかかる本格的な強み診断ツールです。


 
以上のように18個の強みが設定されており、その中から診断によって自分自身が気が付いていない強みを客観的に教えてくれるのですね。

グッドポイント診断は、リクナビNEXTに登録すれば無料で利用することができます。

自分強みを知ることは転職活動で有利に働きますので、しっかりと自分の強みを把握しておいてくださいね。
 
 

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