「社会人ってこんなに厳しいの・・・」

新卒入社してすぐの新人研修で、軍隊式トレーニングをさせるブラック企業があります。

「自分も軍隊式新人研修を受けたことがある!」と思った方もいるのではないでしょうか。

これは社会人としての厳しさを教えるというよりも、マインドコントロール(洗脳)するための研修です。

「上司の命令に絶対服従である」ことを新入社員に刷り込むのですね。

32歳の女性、さくらさんも、新卒入社した会社で軍隊式新人研修を受けました。

そしてその後、過酷な残業・休日出勤・ひどいパワハラによって体を壊してしまいます。

今回は、そんなさくらさんが新卒後に体験したブラック企業の体験談をお伝えします。

軍隊式新人研修をさせるブラック企業を辞めた体験談

  • 過酷な軍隊式研修が始まる
  • 休日がなくなり、パワハラがひどくなる
  • 転職先がホワイトな環境で驚く
  • まずは転職活動することをおすすめします

過酷な軍隊式研修が始まる

32歳女性、さくらといいます。

私が新卒で入社した会社は、教育系の営業職でした。

そこはバリバリの体育会系の社風で、新人研修では毎朝7時からランニング、夜12時ぐらいまで大声を出す練習などをしました。

それでも社会人になったばかりなので、「社会はこんなに厳しいのか」と思いながら、なんとかついていきました。

ただ最初の2ヶ月~3ヶ月で、その厳しさについていけずに同期は半分以上は辞めてしまいました。

それでも私は辞める勇気がなく続けていましたが、残業の多さはとてもひどいものでした。

13:00~22:00が定時にも関わらず、毎日10:00~24:00まで働き、終電に間に合わないので自腹でタクシーで帰っていました。

休みもなく、いつも仕事をしているような状況でした。

もちろんそんな生活は続くわけがなく、しばらくして体を壊してしまいました。

休日がなくなり、パワハラがひどくなる

最初は週休2日でしたが、徐々に「なぜ今週の目標を達成してないのに休むの?」という風潮に変わってきました。

だんだんと休みが少なくなり、最後には週1日休めるかどうかになりました。

繁忙期には、

「毎日働いて残業代をもらうか」
「月に2日休みをもらうか」
「月に4日半休をもらうか」

を選ぶように言われ、勤務時間も長いので働くことに限界を感じてしまいました。

でもそこで弱音を吐くと、「仕事ができない人」・「弱い人」という評価になり、それが悔しくてなかなか相談できませんでした。

先輩は「うつになった」と休暇をとりましたが、上司は「俺だってうつだ、それでも働いてる!」と怒鳴っていました。

契約が取れないと椅子を蹴られ、「窓から飛び降りるか?」などとも言われました。

今考えてみると、本当にひどいパワハラです。

パワハラというよりも、暴力といったほうがいいのかもしれません。

恐怖を与えることで、私たち社員を洗脳していたのだと思います。

転職先がホワイトな環境で驚く

体を壊して仕事を続けることが難しくなったので、退職することを決意しました。

退職したことを、最初は我慢が足りなかったと後悔しました。

次に就職できるかも不安で、「転職活動をするのに辞めた理由をどう言おうか」と、くよくよ考えてしまいました。

くよくよしても仕方がないので、会社を辞めた後に転職活動を始めました。

何とか転職先を決め、働きだすことになりました。

実際に転職してみると、あまりにも周りの人が優しく、個人を尊重してくれ、怖さなどより自発的にがんばれる環境なことに驚きました。

「みんなこんなにいい環境で働いてたのか」と、妬みの気持ちまで出てしまいました。

私の中には、「ノルマが達成できないから休みはとってはダメ」という発想が染み付いてしまっていました。

しかし「しっかり休日に仕事を忘れてリフレッシュすることが、仕事の効率を高めることにつながるのだ」と、身をもって実感しました。

まずは転職活動することをおすすめします

辞めることにより「根性がない」とか「弱いと思われる」と不安になっているかも知れません。

しかし今は、どんどん自分のスキルアップのために転職できる時代になっています。

一昔前は面接で、前職の悪口を言うのはタブーと言われていました。

でも今は実際に何か不満を持って辞める場合が多いので、正直に答えても大丈夫だと思います。

「自分のやりたいことと違う」、「正当に評価されていない」、などの前向きなものから、「上司のパワハラが嫌だ」などの後ろ向きのものまで、理由は何であっても、転職することが悪いことにはなりません。

「会社を辞めたい」「転職したい」という気持ちがあるなら、まずは働きながら転職活動してみたらいいと思います。

迷いもなく辞めることを決めているなら、すっぱり辞めたほうが転職活動には専念できます。

私のように、パワハラがひどいブラック企業にいてもいいことはありません。

転職活動をして、ぜひいい会社を見つけてください。

まとめ

ブラック企業の特徴の一つとして、軍隊式の研修を行うということがあります。

過酷な軍隊式トレーニングを新入社員に課すことで、洗脳してしまおうという考えなのですね。

いわゆる過酷なトレーニングで判断能力を失わせて、マインドコントロールしてしまうというものです。

さくらさんが新卒入社した会社も、軍隊式トレーニングをさせるブラック企業でした。

実際の業務でも、残業・休日出勤は当たり前、ノルマが達成できないと「窓から飛び降りるか?」と暴言を浴びるパワハラ体質だったようです。

まさに絵にかいたようなブラック企業ですね。

単純に上司が厳しいなどの会社であれば、我慢することで成長できる可能性もあります。

しかしこのようなパワハラ体質のブラック企業では、自分が成長する前にさくらさんのように体を壊してしまったり、うつ病を発症してしまう危険性が大きいです。

ブラック企業で働いていると、だんだんと過酷な残業やパワハラが当たり前だと感じてきてしまいます。

まさにマインドコントロールされてしまっているのですね。

さくらさんも、転職先が「いい環境」であることに驚いたようです。

もし今ブラック企業にマインドコントロールされているなら、ぜひその洗脳を解いてください。

過酷な残業、休日出勤、上司のひどいパワハラで会社を辞めたいと感じているなら、あなたの会社はブラック企業の可能性が高いです。

いきなり会社を辞めるのが不安ならば、まずは転職活動をすることをおすすめします。

転職活動をすると、いろいろな会社を知ることができて視野が広がります。

もちろんさくらさんのように、ホワイト企業に転職できる可能性も十分にあります。

行動しなければ何も変わりませんので、ぜひ行動して自分自身を変えてくださいね。

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