「民間企業から公務員に転職したいけど難しいの?」
大学4年生の時に公務員試験に落ちて、公務員浪人をする方もいますよね。
しかし公務員になることをあきらめて、民間企業に就職する方も多いです。
今回体験談を寄せてくれたKさんは、大学時代に公務員講座を受講していましたが、新卒では民間企業に就職しました。
その新卒入社した民間企業は、残業が多く上司のパワハラがひどいブラック企業だったので、Kさんは転職を決意します。
そんなKさんが、パワハラがひどいブラックな民間企業から公務員に転職をした体験談を見ていきましょう。
ブラックな民間企業から公務員に転職をした体験談
- 新卒2年目の時に公務員に転職を決意
- 1年後無事に市役所に合格
- 転職後はいい上司、同僚にも恵まれました
- 過労死は誰にでも起こりうること
新卒2年目の時に公務員に転職を決意
26歳の男性、Kといいます。
新卒2年目の時に、公務員に転職しようと勉強し始めました。
そして一年後に公務員に合格し、今では市役所職員として働いています。
新卒では、民間の一般企業に就職をしました。
私の場合、新卒で配属された部署で上司と合わず、上司は私に特に厳しく当たり、私を否定するような言葉を言われたりしました。
また残業が多く、毎日10時すぎくらいまで会社に残り仕事をしていました。
やりたい仕事でもなかったため、こんなに我慢している自分に疑問を持ちました。
このままでは精神的に持たなそうだと思い、新卒2年目で公務員転職を決意しました。
なぜ公務員かというと、大学生の頃に一度公務員になりたいと思ったことがあったからです。
まだ新卒2年目でやり直しがきくと思い、公務員試験に再チャレンジすることにしました。
1年後無事に市役所に合格
新卒で入社した会社は、自分のやりたいこととは違っており、また上司と馬も合わず相性が良くありませんでした。
上司は同僚に「大丈夫?」と聞かれるほど、私に特に厳しく接してきました。
指導というよりも、完全にパワハラといったほうがいいと思います。
そんなパワハラによるストレスが大きく、毎日会社に行くのが憂鬱になっていました。
また割と激務だった会社であったこともあり、残業が多く睡眠時間が削られ、睡眠不足の日々が続きました。
そんな状況だったので、会社を辞めて公務員試験にチャレンジすることを決意しました。
公務員になるためには、試験勉強をしなければなりません。
いきなり会社を辞めてしまうのはリスクが大きいため、働きながら勉強をすることにしました。
平日は仕事で時間が取れなかったので、休日にできる範囲で公務員試験の勉強を始めました。
大学生の頃に公務員講座に通っていたこともあったため、休日だけであっても割とスムーズに勉強出来ました。
また毎日の上司に対するストレスを勉強にぶつけました。
そして1年間コツコツと勉強し、無事に市役所に合格することが出来ました。
転職後はいい上司、同僚にも恵まれました
転職前は先程にも書いた通り、毎日が憂鬱で睡眠時間も短かったためとても辛かったです。
そして公務員への転職を決めて勉強している間は、「あんな会社早く辞めてやる」など怒りやストレスを勉強へのやる気に変えていました。
この怒りの気持ちによってモチベーションを維持することができました。
また公務員試験の問題を解けるようになってくるにつれ、将来の明るい道が見えるような気がしてとても嬉しく感じました。
会社でボロボロにされた自尊心を、少し取り戻せたような気がします。
転職後はいい上司、同僚にも恵まれました。
また元々人と接することは好きだったので、地域住民の方々と触れ合うのはとても楽しいと気付きました。
今は充実した日々を過ごしています。
本当に転職してよかったと思っています。
過労死は誰にでも起こりうること
自分のことを否定してくる人が上司であったり、仕事が激務であったりするならば転職すべきだと私は思います。
社会人になると、仕事は生活の一部になります。
そこで大きなストレスや睡眠時間が大きく削られるということがあると、精神的に病んでしまい自分の価値が分からなくなってしまいます。
最近、過労死というワードをよく耳にします。
それは自分とは関係ないことではなくて、誰にでも起こりうることなんだと思います。
私もあのまま新卒入社した会社で働き続けていたら、激務とパワハラから精神的・肉体的に追い詰められていたかもしれません。
だから我慢して自分を大切にしないよりも、すぐさまそこから逃げてしまった方がいいと思います。
日本では失業保険などの制度も整っており、利用してみるべきです。
会社を辞めたからといって、すぐに食べていくことができなくなるわけではありません。
精神的に病んでしまう前に、転職することを考えてください。
まとめ
民間企業から公務員に転職したいと考えている方は多いと思います。
公務員の魅力は、何と言っても安定していることですよね。
もちろん公務員には公務員の大変さがあるのでしょう。
しかし民間企業の大変さと比較すると、恵まれていることは間違いないですからね。
公務員を目指して、新卒で就職せずに公務員浪人をする人も多いです。
一方Kさんのように、民間に就職してから公務員試験にチャレンジするという方法もあります。
何年も公務員浪人を続けている方もいますが、それはちょっとリスクが大きすぎます。
大学を卒業して既卒生として公務員浪人をしている方は、一度民間企業に就職してみるという方法もあります。
Kさんのように、休日を活用して勉強をすれば、十分に合格するための勉強をすることも可能ですからね。
民間企業から転職して公務員になる人は、意外と多いです。
民間企業を経験した方は、公務員になってからも仕事がよくできるケースが多いようです。
公務員浪人にこだわらず、民間企業に一度就職することも考えてみてください。
公務員試験に全振りするのではなく、いろいろと人生はリスクヘッジをしていきましょう。