SEなどのITエンジニアが転職することは、それほど珍しくありません。
新卒で就社した後、同じITエンジニアの先輩が転職していく様子を何度も見てきているはずです。
25歳のITエンジニアは、転職を考えるべき一つの山場の時期にあると言えます。
25歳のITエンジニアが転職を考えるべき理由についてお話していきます。
25歳のITエンジニアが転職を考えるべき理由
- 第二新卒枠での採用が可能
- 若いほど転職が有利
- 景気がいい今なら好待遇も可能
第二新卒枠での採用が可能
新卒で入社して、2年~3年間プログラマーやSEなどのITエンジニアとして働くと、それなりに仕事も覚えてエンジニアとしての技術力もついてきているものです。
もちろんまだまだ未熟な面も多いでしょうが、いろいろな仕事をこなすことができるようになってきていると思います。
そんな時に、もっと大きな仕事がしたい、もっと高収入が欲しい、と考えることがありますよね。
25歳は、キャリアアップをするにはちょうど良い年齢といえるのです。
入社3年目までは第二新卒枠がある
転職市場では、一般の中途採用というカテゴリーだけではなく、いろいろな枠があるのをご存知ですか。
その一つに、第二新卒枠というものがあります。
第二新卒とは、中学・高校・大学・専門学校などを卒業して新卒入社してから、1年~3年以内で転職または就職を志す人のことを指します。
最も多い大学卒業をして3年程度経過した年齢が、ちょうど25歳前後になるのですね。
この第二新卒者は、先に述べたように一般の中途採用者とは別枠のカテゴリーで、募集・採用されるのです。
一般の中途採用者と同じ枠で転職すると、30代のITエンジニアとしてバリバリに働いている人たちと競争しなければなりません。
しかしこの第二新卒枠での転職なら、自分と同じようにまだまだ経験が浅いITエンジニアとの競争になるのですね。
どちらが転職しやすいかは一目瞭然でしょう。
もちろん第二新卒枠のほうが転職しやすいですよね。
このように、新卒入社3年以内ならば第二新卒枠での転職が可能です。
新卒での就職活動では、夢かなわなかった企業へ転職することも可能になるのです。
実際に、この第二新卒枠での転職によって、好待遇のITエンジニアとして転職を勝ち取った方もたくさんいます。
25歳はこの第二新卒枠での転職のラストチャンスになる年代なので、大きなチャンスを逃さないようにしてください。
若いほど転職が有利
SEやプログラマーなどITエンジニアの職業は、とても進歩が速いです。
実際に現場で働いていると、新しい技術やプログラミングがどんどんと出てくるのを実感していることでしょう。
ITエンジニアの転職は、若ければ若いほど有利であると考えられています。
やはり人間の脳というものは、若いほど吸収力があるのですね。
新しいことを覚えるには、若い人ほど覚えが速いです。
この点から、企業側も若いSEやプログラマーを確保したいと考えています。
もちろん40代のITエンジニアで技術力・能力の高い方はたくさんいます。
しかしそのような人材は、給料も高くなってしまうので、企業側としてはコストパフォーマンスがよくないのですね。
できれば、まだ40代の方よりも給与水準が低い若い人材を獲得し、自分たちの会社で成長させていこうと考えています。
このように、一般的にITエンジニアの転職は若いほど有利です。
もし今の会社に不満を感じていたり、キャリアアップを考えるなら、25歳前後の若い年代での転職を視野に入れてください。
景気がいい今なら好待遇も可能
2018年現在、景気は全体的にいいですよね。
あまり景気回復を実感していない方もいるかもしれませんが、転職市場の有効求人倍率をみてみると、景気が良くなっていることがわかります。
転職市場全体でも2倍以上の有効求人倍率がありますし、SEやプログラマーなどのITエンジニアに限れば4倍以上の有効求人倍率となっています。
実際にITエンジニアの現場で働いていると、慢性的な人手不足で、人材がかなり流動化していることを実感されているでしょう。
この景気がよく転職市場に活気がある今こそが、転職を成功させるチャンスなのですね。
2008年にリーマンショックがありましたが、企業はリストラの嵐で次々と社員をクビにしていきました。
年を越せない労働者がたくさん出て、年越し派遣村が設置されたりしましたよね。
このような不景気になると、転職市場はかなり縮小してしまいます。
転職したくても、そもそも求人募集がほとんどない状況になってしまうのですね。
こうなると、現実的には転職したくてもできなくなってしまいます。
景気が良くなってきて、転職市場が活況な今こそが転職を成功させるチャンスになるのですね。
行動しないと何も始まりません
「転職したい気持ちはある」
という方は多いです。
しかし実際に行動する方はそれほど多くありません。
自分の将来を変えたいならば、やはり自分自身で変えるしかないです。
まず行動することが大事なのですね。
待っているだけでは何も変わりません。
ぜひ行動をして、自分自身の未来を切り開いてください。