転職理由はいろいろあります。

「人間関係」「労働条件」

といったネガティブな理由から、

「給料アップ」「キャリアアップ」「興味のある仕事がしたい」

などのポジティブな理由までたくさんです。

20代での転職は、40代などの年を取ってからの転職よりも、より給料が上がる確率が高いという統計が出ました。

20代の転職は給料が上がる

  • 20代は転職で給料が上がる可能性が高い
  • 40代以上の転職は厳しい

    できるだけ早い転職が成功のカギ

    第二新卒枠を有効に利用する

    じっくりと転職活動をする

 

内閣府では平成30年1月18日に、成長力強化に向けた課題と展望の報告書「日本経済2017―2018」(ミニ白書)を発表しました。

日本経済2017-2018ミニ白書では、日本経済の現状や課題について報告されており、多様化する職業キャリアの現状と課題についても記載されています。

そこには、20代以下での転職では給料が上がる確率が高いこと、40代以上での転職では給料が下がる確率が高いことなどが記載されています。

40代以上の転職は厳しい

40代は転職で給料ダウン

40代以上の転職は厳しいとよく言われますよね。

今回の報告では、そのことがデータとしても表されています。

40代以上の転職では、全体的に前職よりも給料が下がってしまいます。

ここ数年は転職市場が活況となっているので、40代以上の転職で給料が下がる傾向に、やや回復の兆しがあります。

しかしそれでも依然として、給料がマイナスになることに変わりはないようです。

30代は好景気なら給料アップ

30代では、この給料が下がる傾向に歯止めがかかっています。

リーマンショック後では30代の転職でも給料が下がる傾向だったのですが、ここ数年は景気回復の恩恵もあり、給料が上がる傾向となってきました。

しかしこれも、今の景気回復によるところが大きいと言えるでしょう。

また何らかの金融危機や戦争などが起こることによって、30代の転職がいつまでも安泰とは限りません。

30代での転職を考えるなら、今がチャンスの時と言えるのでしょうね。

できるだけ早い転職が成功のカギ

40代、30代の転職と比較しても、20代はやはり転職がとても有利だと考えられます。

20代は景気に関わらず給料アップ

ここ10年間の転職における給料が上がる確率を年代別に比較すると、20代以下の世代では、不景気・好景気があまり関係なく給料が上がる傾向が見られます。

もちろん今現在の景気回復基調にある日本経済の下なら、20代は転職で給料が上がるケースが多いです。

しかし2009年に突然世界中を不景気に陥れた「リーマンショック」の前後であっても、特に転職により給料が下がる傾向はありませんでした。

こうしてみると、20代という若い年齢自体が、転職市場ではかなり需要があることが判ります。

若いという年齢そのものが、転職における武器になっているのですね。

そう考えると、やはり転職は30代・40代になってからというより、より若い20代ですることが成功のカギになるといえるでしょう。

第二新卒枠を有効に利用する

20代の中でも、特に新卒で入社して3年目以内のいわゆる「第二新卒者」には、さらに転職で成功するチャンスが高くなります。

第二新卒者での転職は、一般の中途採用者とは違った枠での採用されることが通常です。

一般の中途採用者は、今までの仕事の実績や、現在の能力・スキルによって採用されますよね。

しかし第二新卒者は、現在の能力などではなく、その将来性や潜在能力が採用の決め手となります。

今現在、特に仕事の実績がなくても、転職を成功させることが可能ということです。

はっきり言って、この第二新卒枠での転職は、かなり有利に転職を進めることができます。

もし今の会社を退職して転職を考えているのなら、できるだけ早い第二新卒の時期に転職活動を始めることも、転職を成功させるカギになるといえるでしょう。

じっくりと転職活動をする

転職活動をする上で大事になるのは、焦らずにじっくりとするということになります。

焦って転職活動をしてしまうと、あまりよくない会社に転職をしてしまうことがよくあります。

焦らずじっくりと転職活動をすることを、忘れないようにしてください。

じっくりと転職活動する方法

では焦らずにじっくりと転職活動をするには、どうすればいいのでしょうか。

それには今の会社で働きながら、転職活動を開始することがポイントになります。

在職中に転職活動をするということですね。

在職中に転職活動をすると、焦って内定を獲得する必要はなくなりますよね。

もし今の会社を辞めてから転職活動をすると、収入がない焦りや無職であることの焦りから、どうしてもじっくりと転職活動をすることができません。

いきなり今の会社に退職届を出してしまうのではなく、転職活動をして内定を獲得してから今の会社を辞めましょう。

そうすれば、じっくりと転職活動をすることができますからね。

在職中の転職活動は違法ではない

「在職中に転職活動をしてもいいの?」

このような疑問を持つ方がいます。

結論から言うと、

「在職中の転職活動は違法ではありません」

憲法に保障された、私たちの権利の一つです。

全く問題はありません。

しかしもちろんのこと、転職活動をしていることを上司や同僚に話す必要はありません。

上司や同僚には内緒で、ばれないように転職活動をしましょう。

やはり同じ会社の人間が、転職しようと考えていることがわかると、上司や同僚も気分はよくありません。

このあたりは、人間なので仕方がないことです。

波風を立てないように、内緒でばれないように転職活動を進めてくださいね。

以上のように、転職で給料が上がるためには、20代の若い年代での転職が成功のカギになります。

今の会社に不満があったり、給料アップ、キャリアアップを望むなら、できるだけ早く転職活動を開始しましょう。

「また今度しよう」

と考えていたら、いつの間にか30代になって転職が難しくなってしまいます。

何か行動をしないと未来は変えられません。

ぜひ素晴らしい未来を手に入れて下さいね。

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