銀行に入社したけれど、辞めようかどうか迷っている25歳の銀行員の方は多いでしょう。

銀行を辞めて転職するには早いほうが有利とよく聞きますよね。

ではなぜ早く転職したほうが有利になるのかを見ていきましょう。

第二新卒での転職は狙い目

25歳ならば、大学を卒業してちょうど3年目の年齢になりますよね。

この年齢での銀行員から他の業種の企業への転職は、とても有利に働きます。

いわゆる第二新卒枠で転職することができるので、狙い目の時期になるのですね。

銀行員は優秀とみられる

世間のイメージってありますよね。

銀行員なら、

「真面目でコツコツと仕事をこなす優秀なバンクマン」

が一般的なイメージになります。

まあ内部に入ってみるとそんなことはない意外な一面もわかるのですが、世間一般ではこんなイメージです。

この銀行員という職歴は、このイメージからもわかるように転職に有利に働きます。

簡単に言うと、「銀行員=まじめで優秀」と考えられやすいのですね。

もちろん銀行員だからといって、それだけで転職先が簡単に決まるというわけではありません。

一般の中途採用では、前職でどのような仕事をしていたか、どのような実績があるかが重視されます。

銀行員という職歴のアドバンテージが、一般の中途採用ではかなり薄れてしまうのですね。

しかし第二新卒枠での中途採用は、この銀行員という職歴のアドバンテージがかなり有利に働きます。

なぜ有利に働くかは、第二新卒枠での採用について考えると理解できるでしょう。

第二新卒は将来性が重視される

一般の中途採用は、これまでの実績が重要視されます。

しかし第二新卒枠での採用では、これからの将来性・潜在能力が重要視されてその合否が判断されるのです。

新卒で入社して(入行して)、2年~3年程度だとまだ十分に実績は残せていませんよね。

それほど大きな仕事も任せてもらっていないはずです。

採用側ものその点はよく理解しており、第二新卒者に実績を求めてはいません。

では何を基準に採用の合否を判断するのかというと、

「応募者が今後自分の会社に役立つ人材かどうか」

ということを基準にするのですね。

いわゆる、将来性・潜在能力が合否の判断材料になるということです。

将来性・潜在能力はわかりにくい

第二新卒は、基本的に将来性や潜在能力を期待されて採用されるのですが、この将来性や潜在能力を見極めるというのはなかなか難しいものですよね。

そこで、まず銀行員であったという前歴が有利に働いてくるのです。

そもそも新卒での就職活動で銀行に採用されたということは、その将来性が期待されていたということですよね。

銀行に就職するというこは、一般的にはかなり難しいものと考えられています。

このことが第二新卒での転職活動でも、アドバンテージになるのですね。

もちろん転職活動における面接でも、積極的にしっかりと自分の熱意をアピールする必要はあります。

銀行員としての前歴+熱意により、転職が有利に展開できるでしょう。

第二新卒は入社3年目までが基本

第二新卒枠で転職活動ができるのは、基本的には入社3年目だでと考えられています。

いわゆる25歳の時期までなのですね。

3年目と厳格に決められているわけではないので、20代半ばなら第二新卒での転職が可能な場合もありますが、できるだけ早いほうがいいことは確かです。

入社1年目の転職もダメなわけではないですが、社会人として経験を継いできた3年目の25歳前後はまさに転職適齢期です。

この第二新卒の時期を逃してしまうと、一般の中途採用者と同じ枠で転職を争うことになります。

先輩バンカーには、優秀な方もいますよね。

そのような優秀な人材と同じ枠で採用を争うというのは、なかなか厳しいものです。

しかも現在は、たくさんの銀行員が転職を考えだしている時期でもあります。

厳しい一般の中途採用よりも、第二新卒枠での採用を希望するならば、新卒入社3年目までの転職が有利になるということですね。

銀行員の転職希望者は増えている

2017年1月15日の読売新聞には、銀行員の転職希望者が前年よりも3割増加しているという記事が掲載されていました。

人材サービス大手リクルートキャリアに転職希望者として新たに登録した銀行員数は、2017年度上期(4~9月)に前年同期比で約3割増加し、その後も増え続ける勢いだ。超低金利に伴う銀行の収益悪化などで、人員削減への不安が高まっていることが背景にあるとみられる。

メガバンクだけでなく、各都道府県にある地銀でも今後は業務のAI化が進んでいくでしょう。

そうなると、銀行員の数自体がどんどんと減らされていくことは間違いありません。

銀行員のリストラ時代が、すぐそこまで迫っているのですね。

これは働いている銀行員が一番実感しているのでしょう。

この状況を敏感に察知した銀行員は、「転職をしたほうが明るい未来が待っている」と考えているのでしょうね。

確かに、銀行から肩たたきをされてリストラを受け入れるよりも、自分から転職先を探したほうが賢明です。

リストラが増える時期になると、転職先を探す銀行員が転職市場にあふれかえるのは目に見えています。

「まだ銀行員としての価値が高い時期に、転職をしたほうがいい」という銀行員が増えているのですね。

自分は銀行員として生涯勤務すると心に決めているのなら、今現在の転職を考える必要はないと思います。

しかし将来の転職を視野に入れているのなら、できるだけ早く転職活動をしたほうが、有利になってくるはずです。

特に新卒3年目の25歳の銀行員で将来の転職を考えている方は、第二新卒の時期を逃さないようにしてください。

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