「社風が合わないくらいで会社を辞めるなんて甘えだよ」
いやいや、社風が合わないというのは正直かなり辛いものです。
特に体育会系の社風の会社に新卒入社して、驚くと同時に「無理・・・」と感じてしまうことがありますよね。
こんな社風が合わない会社に入社してしまったら、転職を考えたほうがいいのでしょうか。
社風が合わない会社は辞めるべき?
男女の関係でもそうですが、「空気が合わない」というのは、精神的にかなり苦痛です。
「空気が合わない」を会社に置き換えると、「社風が合わない」ということですよね。
社風が合わないと、ストレスが溜まって心身に影響が出ることがあります。
会社を辞めて転職したほうがいい場合
- 心身に悪影響が出てきている場合
- 社風以外にも辞めたい理由がある場合
- 将来が見通せない場合
心身に悪影響が出てきている場合
「体育会系で上司の命令は絶対服従」
「毎朝手をつないで社歌をうたわされる」
「サービス残業をすればするほど評価が上がる」
「早く帰りたいのに毎日飲みに付き合わされる」
社風が合わないと、毎日がとても苦痛です。
上司に絶対服従の体育会系の社風は、合わない人にとってストレスの毎日になってしまいます。
ストレスで体調に何らかの悪影響が出てきたときは、会社を辞めるべきでしょう。
体調不良になるほどのストレスは、会社を辞めないと回復しません。
会社よりも自分の体調のほうが絶対に大事です。
会社は転職すれば何とかなりますが、体調が悪いまま仕事を続けると、病気や鬱になってしまう危険性がありますからね。
もしストレスがひどい時は、会社を辞めて転職することをおすすめします。
社風以外にも辞めたい理由がある場合
心身に悪影響が出るほどでもない場合でも、プラスその他の辞めたい理由があるのなら、会社を辞めることを考えたほうがいいでしょう。
例えば、「給料が安い」「サービス残業をさせられる」など、そのほかに不満点があるのなら転職を考えたほうがいいです。
複数の会社を辞めたい理由があると、そのまま仕事を続けていくのはかなり辛いものです。
社風が合わないだけなら我慢もできますが、しかも給料が安いとなると続けていく理由が見出せませんからね。
将来が見通せない場合
社風が合わないうえに、会社で働き続けても将来が見通せないときがあります。
例えば、どれだけ頑張っても同族会社なので出世が見込めないときや、仕事を純粋に評価してもらえないときなどです。
単純に社風が合わないだけでなく、どう考えても明るい未来が見えないと、気持ちがどんよりと落ち込んでしまいます。
もし今の会社で働き続けることで将来を見通せないのなら、早目に転職を考えたほうがいいでしょう。
特に若いうちなら、自分に合った会社に転職することも十分に可能ですからね。
会社を辞めないほうがいい場合
- 時間が解決する場合
- 転職先が見つかっていない場合
時間が解決する場合
新卒で入社して「社風が合わない」と感じても、そのうちに慣れてくるということもあります。
人間というのは、なかなか適応能力に優れた生き物です。
慣れてくると、それまでストレスに感じていたことが平気になってくることもあります。
新卒入社して数ヶ月では社風や会社の体質に慣れませんが、半年・1年と時間が経過するにつれ、だんだんと社風にこだわりがなくなることもあるのですね。
社風が合わないという気持ちが、時間とともに解決するかどうか考えてみましょう。
逆に「どれだけ経っても絶対に無理!」というときは、転職を考えたほうがいいのではないでしょうか。
転職先が見つかっていない場合
いきなり会社を辞めるのはおすすめできません
社風が合わないからといって、いきなり会社を辞めてしまうのはいい方法ではありません。
もし会社を辞めようと決意しても、ちょっと待ってください。
まずは転職活動をスタートすることから始めることをおすすめします。
いきなり会社を辞めてしまうと、無職になってしまいますよね。
高校や大学を卒業して、せっかく就職をしたのに無職になってしまうことはおすすめできません。
会社を辞めなくても、働きながら転職活動をすればいいのです。
働きながら転職活動をしましょう
働きながら転職活動をして、いろいろな会社に応募して面接を受けましょう。
面接を受けて内定をもらった後に、今の会社を退職すればいいのですね。
こうすれば、大きなリスクを取ることなく転職することができてしまいます。
実際に転職を成功させた多くの方は、内定を獲得した後に会社を辞めています。
もし今の会社の社風が合わないから辞めたいと感じるのなら、まず転職活動をスタートさせましょう。
悩んでばかりいても何も変わらないので、行動をしてみることをおすすめします。
風通しのいい会社
「風通しの良い」業界・企業のランキングを、就職四季報で有名な東洋経済社が発表しています。
1 リクルートキャリア
2 リクルートライフスタイル
3 リクルートジョブズ
4 スターバックスコーヒージャパン
” アクセンチュア
6 インテリジェンス ビジネスソリューションズ
7 サイバーエージェント
8 イケア・ジャパン
9 ジンズ
10 アビームコンサルティング
10 日本マイクロソフト
12 ヤフー
13 ワークスアプリケーションズ
14 インテリジェンス
14 ギャップジャパン
14 デル
17 エン・ジャパン
17 有限責任監査法人トーマツ
17 ゼビオ
20 アダストリア
20位まで掲載しましたが、まあこれは大企業の風通しのいい会社ランキングということですね。
社風が合わないと感じている方は、風通しの悪い会社であることが多いと思います。
社風が合わなくても、風通しが良ければそれほどストレスにはなりませんからね。
風通しの悪い会社は、
「上司の命令が絶対」
「社長がワンマン」
「人間関係が悪い」
などの特徴があります。
これは、社風が合わないと感じている方と、同じ会社の傾向がありませんか。
転職活動では、風通しのいい会社を選ぶことが非常に大事になります。
具体的には、
「自分の意見をしっかりと言えること」
「人間関係のいい職場」
であることが大事になりますよね。
なかなか面接で風通しのいい会社を見抜くことは難しいですが、ネットの口コミなどはとても参考になります。
自分が応募する企業の情報を、できる限り調べることは非常に重要です。
しっかりと企業情報を調査したうえで、応募・面接に備えてくださいね。