新卒切符(新卒カード)を無駄に捨てることは、リスクが大きくもったいないことです。
新卒切符は最強のプラチナチケットなので、無駄に捨てることは避けたいですが、残念ながら時間は戻ってきません。
新卒での就職に失敗しても、それをリカバリーする方法は残されています。
今回は、新卒切符を無駄にしてしまったときのリカバリー方法をお伝えします。
新卒切符を無駄にしてしまったときのリカバリー方法
- 新卒切符は最強のプラチナチケット
- 新卒での就職に失敗してどの会社にも就職できなかったとき
- 新卒で入社したけど、入社数年で退職してしまったとき
無駄にしないように学生時代に就職活動を頑張るべき
既卒者向けの就職サイトを利用してリカバリーすることも可能
第二新卒者向けの転職サイトを利用してリカバリーすることも可能
新卒切符は最強のプラチナチケット
新卒切符は、最強のプラチナチケットです。
就職というものにおいて、とても有利で価値のあるカード・チケットなのですね。
この新卒切符を無駄に捨てるのは、何百万円を捨てるほどの損失・失敗があるといっても過言ではありません。
新卒切符を捨てるといっても実感はないのかもしれませんが、何百万円を捨てるのはもったいないですよね
就職活動中はあまり気が付かないかもしれませんが、新卒でしかほとんど入社できない会社が日本ではまだまだあります。
そう考えると、できる限り学生時代に就職活動を頑張って、新卒で希望の会社に入ることを努力することが望ましいです。
今まさに就職活動をしている方、これから就職活動をする方は、苦しい状況から逃げずに頑張りましょう。
挽回するチャンスもあります
しかし新卒でなければ100%ダメというわけでもありません。
日本の雇用状況も変化してきており、新卒で失敗しても、それを挽回できるチャンスは残されています。
では新卒切符を無駄にしてしまったときは、どのようにして失敗を挽回すればいいのでしょうか。
新卒切符を無駄にするパターンは2つある
新卒切符を無駄にするパターンは、大きく分けて2つありますよね。
一つ目は、
「新卒での就職に失敗してどの会社にも就職できなかった」
というパターンです。
二つ目は、
「新卒で入社したけど、入社数年で退職してしまった」
というパターンです。
それぞれのリカバリー方法を見ていきましょう。
新卒での就職に失敗してどの会社にも就職できなかったとき
新卒での就職に失敗してどの会社にも就職できなかったときは、どう挽回すればいいのでしょうか。
就職浪人をする場合
就職浪人をして、新卒切符をもう一度ものにしようと考える方は多いです。
しかしいったん大学を卒業してしまうと、それは新卒ではなく既卒扱いになってしまいます。
最近は既卒者を採用する企業も増えてきましたが、新卒のみを採用する企業が多いのも現実です。
既卒は新卒よりも、残念ながら就職活動で不利な扱いを受けてしまいます。
既卒は不利なので、卒業しないでわざと留年をするという就職浪人もありますね。
留年したときは、卒業していないので新卒扱いで就職活動をすることができます。
既卒と留年どちらがいいの?
卒業して就職浪人をするよりも、留年をして就職浪人をするほうが、就職活動には有利です。
留年をすると、大学のサポートを受けながら就職活動をすることができます。
また、既卒ではなく新卒として就職活動できるのはかなり大きいです。
もし金銭的な余裕があるのなら、留年をして就職浪人をするほうが有利となりますね。
就職浪人に必要なこと
卒業・留年のどちらの就職浪人でも、企業側からすれば「一度就職に失敗した人」という目で見られることは覚悟しなくてはいけません。
必ず聞かれる質問として、
「1年間(半年間)何をしていましたか?」
というものがあります。
ここで、前向きな回答を用意しておく必要があります。
というよりも、前回失敗した教訓を踏まえ、とにかく前向きに就職活動に臨まなければいけません。
なぜ失敗したのかを分析して、その足りなかったところを補う工夫をしてください。
たくさんある時間を活用する
就職浪人をすると時間的な余裕があるでしょう。
その時間をいかに有効に使うかも、失敗を挽回する大きなカギになります。
資格取得、短期留学、語学習得、ボランティア、希望職種のアルバイト経験、面接対策など、するべきことはたくさんあるでしょう。
何らかのアピールポイントを、自分の中で持つための努力をしましょう。
フリーター・ニートで数年経過した場合
就職浪人ではなく、いったんフリーターやニートとして1年~3年程度経過してしまったときはどうすればいいでしょうか。
大卒だと年齢的には、23歳~25歳になっていますね。
職歴なしの既卒フリーター、既卒ニートでも、がんばれば正社員として就職することは十分に可能です。
既卒者向けの就職サイトを利用する
まずは既卒者向けの就職サイトに登録することから始めましょう。
既卒者向けの就職サイトでは、職歴のない既卒者のために研修を実施してくれるサービスがあります。
研修で社会人のマナーや就職に必要な知識を教えてくれるのですね。
この研修は、サイトに登録すると無料で受講することができます。
無料なので、受講しなければはっきり言って損です。
またエージェントにいろいろな相談をしながら就職活動を進めることができます。
職歴のないフリーター・ニートでも正社員になるチャンスはありますので、まずは登録をしてください。
資格取得・留学をしていた場合
資格取得のために就職しなかったり、留学をしていて新卒で就職をしなかったケースもあります。
公務員試験に失敗して、就職しなかったというケースもありますね。
これら何か目的があって新卒切符を使わなかった方は、既卒でも就職することはそれほど難しくないことが多いです。
ただそのためには、面接で「自分は目的があって就職しなかったこと。そしてどのようなものを得たのか。」を説明する必要があります。
例えば留学をして、TOEICのスコアが730点以上獲得できたのなら、それはアピールポイントになりますね。
しっかりと目的を持って取り組んでいたということを、アピールしてください。
新卒で入社したけど、入社数年で退職してしまったとき
新卒で入社をしたけれど、何らかの理由で入社1年~3年程度で退職してしまうことがあります。
これも新卒切符を無駄に捨ててしまったのと、結果的には同じことになってしまいます。
理想の会社ではなかったので転職する場合
新卒入社した会社が、自分のやりたい仕事、自分に合った仕事ではなく転職を決意するケースがあります。
また、給料などの労働条件・上司のパワハラなど人間関係などに不満があり転職するケースもあります。
我慢をして働き続けるのも一つの方法ですが、転職を決意することも一つの方法になりますよね。
入社3年目以内なら第二新卒で転職が可能
もし自分の理想の会社ではなかった場合、入社3年目以内に転職をしたほうが有利になることがあります。
入社3年目以内なら、第二新卒として転職することが可能です。
一般の中途採用とは別枠で、第二新卒は採用されるのですね。
最近は大手の一流企業も第二新卒での採用を、積極的に行っています。
第二新卒向けの転職サイトを利用すれば、自分の理想とする会社に転職することも可能です。
迷いながら働き続けるよりも、まずは第二新卒の時期に転職活動をしてみることをおすすめします。
第二新卒の時期を逃すと、転職のハードルは急に上がってしまいます。
ぜひ第二新卒を有利に活用してください。
ブラック企業に新卒で就職してしまった場合
新卒でブラック企業に入社してしまった場合、このまま続けていくのか、会社を辞めて転職するか迷いますよね。
もし続けたとしても将来が見えないのなら、第二新卒での転職を考えてください。
ブラック企業では、社員は使い捨てにされてしまうことが多いです。
30代でうつ病を発症して、使い捨てにされてしまうと悲惨な人生となってしまいます。
ブラック企業を抜け出すのなら、絶対に早いほうがいいです。
入社3年目以内なら、第二新卒としてやり直すチャンスがまだ大きく残されています。
ブラック企業に新卒入社して、未来が見えないときは転職活動を始めてください。
第二新卒向けの転職サイトを利用すれば、ホワイト企業に転職することも可能です。
ホワイト企業に転職をして、第二の人生を送りましょう。