「店の売り上げが悪いと自腹で商品を買わされる・・・」

アパレルの販売員をしていると、店の売り上げがノルマに達しないときに、商品を買わされるということがあります。

ブラック企業によくある「自爆営業」というものですね。

一時期、郵便局の年賀状での自爆営業が問題になりました。

今回体験談を寄せてくれたmiyuさんは、そんな「自爆営業」をさせるブラック企業で新卒入社して働いていたのですが、手取り13万円のうち10万円も自腹で自社商品を買うときがあったようです。

もちろんそんな生活が続くはずもなく、miyuさんはブラック企業を新卒1年で退職して転職を成功させました。

それでは、miyuさんが新卒でブラック企業を辞めた体験談を見ていきましょう。

自爆営業をさせるブラック企業を新卒1年で辞めた体験談

  • 売り上げが悪いと商品を買わされる
  • 効率よく活動を行うことができました
  • 思いきって転職して良かったです
  • 精神や体を壊したら人生がもったいないです

売り上げが悪いと商品を買わされる

30歳女性、miyuと申します。

私が新卒一年で転職を決意した経験をお話します。

新卒で入社した会社が、隠れブラック企業だったため転職しました。

アパレルで販売員をやってましたが、店の売上が悪いとプロパー(定価)で買うのが当たり前でした。

閉店二時間前になると店長から「今日は何買う?」と当たり前のようなセリフを毎日言われており、月に10万円は店の売上の為に着ない洋服を買っていました。

初任給が17万円でしたので、社会保険等を差し引かれれば手取りで13万弱位です。

その13万弱の手取りの内、服に10万円かかるので自由になるお金は3万円しかありませんでした。

そんな生活は長くは続くわけがないので、見切りをつけ転職に踏み切りました。

ただいきなり会社を辞めたわけではありません。

まずは会社で働きながら、転職活動を始めました。

効率よく活動を行うことができました

転職活動には、ネットの転職サイトを使用しました。

マイナビ転職、リクナビネクストを利用しました。

これらのサイトには、未経験可の求人が多数掲載されているので、エントリーしやすかったです。

スカウト機能もあり、自分の強みを活かすこともできます。

ある程度レジュメとして入力しているので、何枚も履歴書や職務経歴書を書く必要もありません。

企業とのやりとりもメールが基本なので、文章力を身につけることも出来ました。

web応募なのでなかなか面接にこぎ着けるまで大変でしたが、複数の企業に同時エントリーして、効率よく活動を行うことができました。

もしこれらのサイトを利用するなら、複数の企業に同時エントリーすることをオススメします。

そのほうが絶対に効率的ですからね。

ハローワークにも足を運ぼうか迷いましたが、失業保険も受けとる前に再就職したかったので、離職票をハローワークに持っていくことはしませんでした。

私の場合は自己都合での退職だったので、すぐに失業保険はもらえない状況でした。

それならば、転職先を決めることを優先したほうがいいと思い、ハローワークには行かずに転職活動をしたということです。

思いきって転職して良かったです

転職してお金が貯まるようになり、お金があるから趣味が出来て、沢山旅行をすることができました。

何のために人は働くのか、考え方が変わりました。

精神的にもゆとりができ、沢山笑うようになったと思います。

私は新卒だったので、なかなか上司に退職する旨を伝えられませんでした。

また、短い職務経歴が転職に響くのが気になって、三年は勤めようか迷っていました。

しかし振り返ってみると、思いきって転職して良かったです。

私の働いていたアパレル会社はシフト制だったので、平日休みを利用し、面接を上手く組み込んでいきました。

転職活動中は、辞めることが他のスタッフに伝わった時に白い目で見られたのがキツかったですね。

それでも今は、転職してよかったと思っています。

精神や体を壊したら人生がもったいないです

運悪くブラック企業に入社してしまった場合、「辞める」という決断をしなければいけない日がやってきます。

しかし、いきなり会社を辞めることはあまりオススメできません。

すぐにマッチングする企業に出会えるわけではないので、在職しながら仕事を見つけた方がいいと思います。

私は在職しながら最終面接まで行きました。

辞めるときに有給消化させてもらえるかの有無にも左右されますが、私はブラック企業なゆえ、有給消化が出来なかったので在職しながらの転職になりました。

面接は平日に組み込まれることが多いので、有給は大事になってきます。

土日が休日で平日休みがない方は、有給を利用して面接を受けてください。

継続年数等を気にしていたら自分の身が持たなくなるので、「この会社ヤバい」と思ったら転職をオススメします。

ある意味逃げるが勝ちです。

ずっと在職して、精神や体を壊したら人生がもったいないです。

自分の直感力を信じて、転職活動をするのがオススメです。

まとめ

「新卒3年は我慢して働いたほうがいい!」

これはよく聞く言葉ですよね。

確かに昔は転職すること自体が珍しい時代だったので、この言葉もある意味正しかったのかもしれません。

しかし今は時代が変わりましたよね。

大手企業でさえ、第二新卒の採用を積極的に進めている時代です。

もし新卒で入社した会社がブラック企業なら、3年間も我慢していると精神が破壊されてしまいかねません。

miyuさんのおっしゃるように、「この会社ヤバい」と感じたのなら、早めに転職を考えたほうがいいでしょう。

ただ、会社を辞めてから転職活動をするのは効率的ではないですよね。

「会社を辞めたい」と感じた時は、まず転職活動を始めたほうが効率がいいです。

有給休暇を有効に活用すれば、働きながらでも面接の日取りを調整することができますからね。

第二新卒の転職なら、まずは「リクナビNEXT」や「マイナビ転職」などの大手を利用すればいいでしょう。

もし転職活動する時間がとれないならば、転職エージェントを利用するという方法もあります。

やる気になれば、働きながらの転職活動も十分に可能です。

精神が破壊されてしまう前に、ブラック企業から逃げる策を講じてください。

逃げることは恥ではありません。

まずは自分自身を守ってくださいね。

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