新卒で入社して半年で会社を辞めたいときは、どうすればいいのでしょうか。

ストレスからうつ病・自律神経失調症などを発症すると、毎日の出社が本当に苦痛でたまりません。

私の友人も鬱の症状が出て、朝の満員電車の中で毎日のように体調不良を訴えてしまっていました。

新卒入社半年でうつ病になってしまい、仕事を辞めたいときはどうすればいいでしょうか。

新卒入社半年でうつ病に。仕事を辞めたいときの対処法

原因を取り除かない限りうつ病はよくならない

うつ病になった原因がそのままだと、休職してもまたうつ病になってしまいます。

うつ病で休職して復帰しても、その50%がまたうつ病を発症してしまうそうです。

結局、原因がそのままだと同じことが繰り返されてしまうのですね。

うつ病で会社を辞めるかどうかの判断は、その原因が取り除かれるかどうかです。

もし原因が取り除かれる見込みがあるのなら、今の会社で頑張るという方法もあります。

しかし原因が取り除かれないのなら、会社を辞めざるを得ないでしょう。

うつ病になった原因を考える

まずは、なぜ自分がうつ病になってしまったのかを考えることから始めましょう。

原因をはっきりとさせないと、その原因を取り除くことができるかどうかもわかりませんからね。

うつ病の原因・理由

  • 毎日の激務
  • 上司のパワハラ・叱責
  • 職場の人間関係の悩み
  • 仕事が合わない

 

一番大事なことは、「このまま仕事を続けてうつ病が治るのかどうか」です。

もしうつ病が治る見込みがないのなら、会社を辞めるという決断をしなければなりません。

うつ病は、鬱になった原因が放置されて同じ環境が続く限り、悪化することはあれよくなる可能性はほとんどないです。

まずは自分の体調を、一番に優先することを考えてください。

それでは、よくあるうつ病になる原因を見ていきましょう。

毎日の激務

仕事がとても忙しく、毎日残業を繰り返していると体調を崩し、精神面に悪影響を及ぼします。

特に毎日長時間の残業が続くと、過労死という最悪の結果になってしまう危険性があります。

過労死ラインの残業時間は、月80時間です。

また、うつ病発症ラインの残業時間は、月45時間と言われています。

見かけの残業時間が少ないときも、注意が必要です。

家に持ち帰って仕事をしなければならないなら、それも残業に含まれるからです。

仕事量を減らせるのか?

「うつ病を発症した後、今の仕事量を減らすことができますか?」

もし仕事量を減らしてもらえないのなら、うつ病を治すことは難しいです。

そんな時は、会社を休職するか、辞めるかの決断をしなければいけません。

会社が仕事量を減らしてくれないのなら、会社を辞めて転職を考えたほうがいいです。

何より大事なのは、自分自身ですからね。

まずは自分の体を第一に考えましょう。

上司のパワハラ・叱責

会社に入社すると、上司のパワハラに悩まされることは多いです。

ノルマや販売目標に達しない部下に、容赦なく叱責を繰り返す上司がいます。

毎日パワハラを受けていると、精神的にダメージを受けてうつ病を発症することも珍しくありません。

うつ病になっても上司からパワハラを繰り返されるのなら、会社を辞めることも考えましょう。

症状が悪化してしまう危険性がありますからね。

うつ病を我慢していると、どんどん悪化してしまうのでそれだけは避けたいです。

上司の態度が変わらないのなら、そんな職場から脱出したほうが自分のためになります。

職場の人間関係の悩み

職場の人間関係の悩みから、うつ病を発症することもあります。

複雑な派閥があったりすると、毎日の出社が嫌になります。

また同僚から仲間外れにされたり、無視されたりするいじめを受けることもありますよね。

うつ病を発症するほどのあまりに人間関係がひどい時は、職場を変えることも考えなくてはいけません。

職場の人間関係は、改善する可能性が少ないです。

人間関係の悩みからうつ病を発症したときは、会社を辞めざるを得ないともいえるでしょう。

仕事が合わない

「仕事が合わない」「仕事が面白くない」という理由で、ストレスをため込むことがあります。

うつ病にまでなることは少ないのかもしれませんが、興味のない仕事を続けるのはストレスが大きいものです。

希望の職種に付けなかったときも、辛いものがありますよね。

技術職で入社したのに、営業に回されたときなどは、日々ストレスがたまります。

仕事や職種が合わずに将来が見えないときは、転職も考える必要があります。

20代前半ならば、まだまだやり直しは十分に可能です。

自分に合った仕事・職種を探して、転職先を見つけましょう。

新卒入社半年で会社を辞めて転職できるのか?

新卒入社半年で会社を辞めるときに一番心配なのが、転職できるのかどうかですよね。

結論から申し上げますと、入社半年であっても転職することは十分に可能です。

現実に、入社1年も経たずに会社を辞めている人は、とてもたくさんいます。

ではその人たちはどうしているのかとというと、ほとんどが別の会社でしっかり働いています。

会社は一つだけではありません

会社というものは、生活を送る上での手段にすぎません。

会社は人生のすべてではなく、あくまで手段に過ぎないのですね。

手段に過ぎないのですから、別に一つの会社にこだわることもないということです。

もし今の会社でうつ病になってしまったのなら、転職すればいいのですね。

第二新卒を活用しましょう

第二新卒という言葉をご存知でしょうか。

新卒入社3年以内に会社を辞めて、転職活動をしている人のことを第二新卒者と呼びます。

この第二新卒での採用が、とても活発化しています。

ほとんどの転職サイトで、この第二新卒向けのカテゴリーを作って転職支援を行っているほどです。

転職サイト大手の「リクナビネクスト」などでも、第二新卒の特集ページを作って転職を支援しています。

また、第二新卒に特化した転職サイトもありますね。

この第二新卒枠ならば、転職先を見つけることもそれほど難しくはありません。

もちろん転職活動は簡単ではありませんが、前向きな気持ちがあれば転職することは必ずできるはずです。

会社を辞める前に転職活動を始めましょう

もしうつ病でも会社に出勤できるのなら、まずは今の会社で働きながら転職活動を始めるといいです。

転職活動は、応募から内定まで3か月ほどは期間が必要となります。

それならば、会社を辞める前に転職活動を始めたほうが理想的ですよね。

会社を辞めるかどうか迷ったら、その時点でまずは転職活動を始めてください。

転職活動を始めたからといって、必ず会社を辞めなければいけないわけではありません。

「リクナビネクスト」などの転職サイトに登録をして、転職活動をはじめておけば、今後の選択肢が増えますからね。

ストレスでうつ状態になりかけたり、会社が嫌で辞めたくて仕方がない方は、まずは転職サイトに登録することから始めましょう。

とにかく行動しなければ、うつ状態はよくなることはありません。

病院でしっかり治療をしながら、転職活動も同時に行ってくださいね。

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